July 22, 2007

ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘 07157

ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘
Big Duel in the North Sea

1966年   福田純 監督  円谷英二 特技監督  田中友幸 制作  佐藤勝 音楽
宝田明 水野久美 平田昭彦 田崎潤 砂塚秀夫 当銀長太郎 伊吹徹 渡辺徹 ペア・バンビ

本多猪四郎 監督以外が撮った東宝怪獣特撮2本目。1本目はゴジラの逆襲 。 音楽もしばらく続いた伊福部昭 さんではなく、これまたゴジラの逆襲 以来の佐藤勝 さん。

ゴジラも惚れる、水野久美 !!

福田純 監督作品 電送人間 フレッシュマン若大将 ニュージーランドの若大将 エスパイ

怪獣・特撮インデックス


エビラ登場のシーンでは、若大将シリーズかと思う音楽。 このころ、エレキ全盛?かな?? エレキの若大将は前年、1965年ですね。

えとねぇ、、、これはねぇ、、、なんて言えばいいのか、、、怪獣特撮ではないような気がする、、、いぁ、一応怪獣は戦うんですyo。でもなんか、付け足しのような気がする、、、これって絶対、大人向けの映画でしょ?!

南方海域で遭難した漁船。その漁船に乗っていた兄は生きていると、恐山のイタコの言葉を信じ、何とか探しに行きたい弟。偶然見つけたポスターには、「耐久ラリーダンスコンクール 優勝者に豪華ヨットの賞品!」 このダンスって、、、ゴーゴー?モンキーダンス?? 賞品はもらえなかったケド、その会場で、おかしな2人組と出会い、とにかくヨットを見にマリーナへ。勝手に入ったヨットの中で出会った、オーナーらしき怪しい男。今夜はヨットで寝させてもらうことに。しかし、どうしても兄を探しに行きたい弟は、夜中にヨットのロープをはずす、、、
南海の小島には、「赤い竹」という悪の組織が、世界征服をたくらんで、秘密基地を建設していた! 核爆弾やジェット戦闘機を装備。しかしその島の近くの海には、エビラがいた!エビラは、ある木の実の、黄色い汁を嫌うため、この黄色い汁を製造するために、奴隷として、なんと、インファント島の土人を誘拐してきていたのだ!

要するに、おかしな日本人たちがゴジラと協力して、インファント島の土人たちを助け、赤い竹の野望を打ち砕くというストーリーです。 最後なんかホント、これで終わりなの?という感じ。 一応ゴジラは、エビラと戦って、両方のはさみをちぎってしまいます。 ぁ、エビラは左のはさみが細いのですが、これで人間を串刺しにするシーンが、、、

ランニングタイム1時間26分の映画なんだケド、エビラが出てくるのが開始20分後、モスラが出てくるのが29分後、ゴジラが発見されるのが30分後、目覚めて暴れ出すのは、なんと!52分後です。一応ストーリーには絡んでいるものの、なんか、付け足しみたい、、、てか、怪獣同志の戦いよりも、、、

この映画の見所は、なんと言っても、美女とキングコングよろしく、水野久美 さん演じる、セパレーツ水着にパレオ姿のインファント島土人「ダヨ」を守るゴジラ、でしょ! 追ってくる赤い竹から助け、襲い来る巨大ハゲタカをやっつけ、赤い竹のジェット戦闘機とも戦います。 もちろんゴジラは、ダヨに一目惚れ。ダヨを守っているんです。 尻尾に、うまいこと腰掛けて、ダヨを見守ります。ハゲタカやっつけたあとなんか、ダヨに向かって、若大将バリに、指で鼻をこすって、照れるし、、、ジェット戦闘機とのバトルシーンは、音楽からしてコミカル。こういうところ見ていると、これは絶対に、おこちゃま映画ではないと思う。 対ジェット戦闘機戦では、ゴジラは、掴むわ、尻尾ではたき落とすわ。おまけに、ショートレンジの放射能光線を吐きます(吐息??)。

このほかのシーンでも、ゴジラはかなり演技しています。 エビラのハサミをもぎ取ったあと、そのハサミをパチパチするところとか、みんなを助けに来たモスラにちょっかい出すところとか。 アクションスターが性格俳優に変身した、という感じ。 しかしこのころのゴジラは、高圧に弱いんです。10万ボルトの送電線にひるみます。それに、核爆発に巻き込まれると死んでしまうという設定です。 最後は赤い竹の基地が核爆発するのですが、寸前に、モスラに運ばれて脱出する人間たちが、島に残されたゴジラに同情します。そして、叫びます。

「ゴジラ〜!逃げるんだぁ〜!」
「ヤツも別に、悪気があった訳じゃないからな。」

そしてこれに気づいたゴジラ、間一髪海へダイブ!

このときの台詞もそうなんだケド、この映画はかなりコメディー色が強くって、それもお子ちゃま向けではない感じの台詞がおもしろい。
ゴジラに見守られるダヨを助けようとするときの台詞。

弟 兄ちゃん、どうすんだ。
兄 相手を見てものを言え。話の付けようがねぇや。

あと、台詞の中で、「革命」という言葉が、いやに強調されていました。 なんで??

監視員 隊長!一大事、一大事です!
平田隻眼隊長 何ぃ?一大事。 革命か?!

田崎司令官 すぐ本部に連絡せい。 革命的怪物現る!

最後は原水爆に対する、人類への戒めを語らせていると、、ゴジラが無事に脱出、どこかへ泳いでいきました。

今回の、2代目小美人、ペア・バンビが歌うモスラの歌は、これ! ちょっとテンポが変わっていて、かなり良い歌です。

目を覚ましてモスラ 花が開くようにモスラ
みんな待っているの (や や やぁ〜) 青ざめた空へ
光る翼で 飛んでおくれ モスラー

おまけ   読む予告編

ゴジラ エビラ モスラ
ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘 予告編
水野久美 宝田明 砂塚秀夫 ペア・バンビ
七つの海を支配する (エビラ登場 音楽はなぜかクラシック。これ、なんだっけ??)
エビラ 初登場
(ゴジラ登場)「見ろ!生き返ったぞ!」
平田昭彦 「一大事。革命か?!」
ゴジラ出現(音楽はなぜか「天国と地獄」)
(赤い竹のジェット戦闘機をやっつけて) どんなもんだ!(今で言うヘタ文字っぽい、、、)
田崎潤(やはり音楽はクラシック)
(ゴジラの前にモスラ登場)
(ゴジラ) そこどけ!
(モスラ) 来ちゃダメ!
(エビラ登場)
(エビラ) 待ってたぜ
(ゴジラ) いくぞ!
南海を彩る 淒絶の死闘
制作 田中友幸
特技監督 円谷英二
監督 福田純
恐怖
モスラか エビラか ゴジラか
ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘
近日公開


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 興行収入を抜きに考えた時、はたしてこの作品にゴジラとモスラが登場しなければいけない必要性を認めることが出来ません。ゴジラとエビラの戦いはまったく噛み合わず、モスラに至っては友情出演程度のものであり、タイトルに出てくるような「決闘」シーンは皆無です。
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この記事へのコメント

ゴジラシリーズはかなりリアルタイムで観ていたつもりですが、この映画の記憶はありません。エビラそのものの印象がないのです。
Posted by ★なまはげ at July 22, 2007 17:45
エビラっていうのいるんだ?!
ゴジラの戦闘シーン読んでたら
なんとなくゴジラになりたくなった米蔵でした。
Posted by 米蔵 at July 22, 2007 22:28
★なまはげ さま、
エビラ、強烈です!
あのハサミ、カニ爪みたいで、おいしそう、、、
Posted by 猫姫少佐現品限り at July 23, 2007 00:20
米蔵 さま、
この映画以前に、もうすでに人間の味方になっていたのですが、
この映画はちょっと、かっこいいです。
演技派転向第1作、って感じ。
Posted by 猫姫少佐現品限り at July 23, 2007 00:22
この作品を、ゴジラ版の「若大将」だとみている人は多いですね。
その伝でいけば、『キングコング対ゴジラ』は「社長」シリーズか?
ちなみに予告で流れているのは、ムソルグスキーの「禿山の一夜」です。

P.S.
バトンが回ってきましたので、勝手に猫姫さまをご指名させて頂きました。
宜しければお受け取り下さいませ。
Posted by エクスカリバー at July 23, 2007 20:43
僕は小さい頃、ザリガニが好きだったので(食べてた訳ではありません)、
怪獣エビラは好きでした。
マグマ大使に出て来たカニックスも好きだったな。
この映画は見てますが、怪獣のこと以外全部忘れてます。
水野久美さんが南洋の土人(差別語)の娘さんを演じてるんですね!
僕も、もう少し成長してたら、水着姿を食い入るように見たんでしょうが、この時はまだオコチャマだったんでしょうね。全然記憶ないし。
怪獣バトルの他に、こんなストーリーがあったんだ。オドロキです。
Posted by Ken at July 24, 2007 00:04
エクスカリバー さま、
やっぱりそうですyo、若大将。
でも「社長シリーズ」というの、見たことないので、、、わかりません。
そうか!禿げ山!そうでしたね。さっすがぁ!
はい!バトン、お受けします!
Posted by 猫姫少佐現品限り at July 24, 2007 14:29
Ken さま、
怪獣バトルの他に、じゃなくって、
怪獣バトルがおまけのような映画です。
セリフも、かなりおもしろいですyo。
Posted by 猫姫少佐現品限り at July 24, 2007 14:34
 姫様、こんにちは。
 エビラには参りましたね。戦いもゴジラとのドッジボールの印象しか残っていません。
 手抜き感が強く、ウルトラファイト並みの熱意しか感じられないのは残念でしたが、オープニングはなかなかの出来栄えで、嵐のなかでの巨大なハサミには異様な不気味さがあり、期待させてくれたのですが、あとが続きませんでした。ではまた。
Posted by 用心棒 at July 28, 2007 09:18
用心棒 さま、
いらっしゃいませ、ありがとうございます!
う〜ん、、、なんかビミョ〜ですが、
あたしは嫌いじゃないです。
あたしは「若大将」じゃなくって、
ゴジラ脇役の007っぽく感じました。
Posted by 猫姫少佐現品限り at July 29, 2007 15:40
色々批判はありますが・・・

実は結構好き(w

ま〜ゴジラ映画とはいえないが
「東宝海洋娯楽映画」と見れば、結構楽しめますよね!

宝田明・水野久美(相変わらず綺麗)・平田昭彦・・・

よく出来た娯楽映画だと思います。
(ショボイ南洋の雰囲気もこの頃らしくていいです)

トラバしときます。
Posted by 7R4−3 at July 29, 2007 20:10
7R4−3 さま、
いらっしゃいませ、ありがとうございます!
あたしもこの映画、好きですyo。
だってこのゴジラ、かわいいもん。
水野さん、怪獣も惚れる、いい女、ですね。
Posted by 猫姫少佐現品限り at July 30, 2007 01:15
こんにちは。この作品は「キングコング対エビラ」の企画がゴジラに変更になったものでコングのキャラクターをそっくりゴジラが受け継いでいます。だから陽気ですね(笑)
冒険映画としての面白さと、快調なテンポで全編を楽しく観られました。遊び心に満ち溢れている快作ですね。たまにはこんなゴジラも良いのでは。「革命」と強調されたのは、この作品がゴジラ映画では革命なんですよ(笑)
Posted by キングギドラ at October 10, 2007 15:06
キングギドラ さま、
いらっしゃいませ、ありがとうございます!
だから、コミカルなんですね。
革命的ゴジラ映画??
このゴジラ、かわいくって、好きです!
Posted by 猫姫少佐現品限り at October 11, 2007 18:49